
子供のむし歯が心配…。
親ができることを知りたい。
世のパパさんママさん
毎日の育児本当にお疲れ様です!
子育ての悩みはたくさんありますが、
子供の「むし歯」心配ですよね。
私も1歳の男の子を育てながら
親が子供にしてあげられることって
何だろうと考えた結果
「20歳でむし歯が1本もない状態をプレゼントする」
これってか・な・り!
子供の人生にとって大事なことだと
歯科衛生士の私は考えています。
理由はむし歯で痛い思いをすることがないし
なにより健康な歯で食事ができるからです。
人間にとって食事って大事ですからね。
✔︎この記事の内容
・子供の歯の守り方
・よく聞かれるむし歯の疑問
・パパママ自信が気を付けること
子育てってやることが多すぎて
歯のことだけ考えるなんて
なかなか難しいですよね。
この記事では子育て中の私が実際に
気をつけているポイントを紹介していきます。
ズボラな私でもできているので
きっと誰にでもできます。
✔︎現在子育て中のパパママ
✔︎これから子育てする予定の方
✔︎お孫さんをお持ちの方
知っておいて損はないですよ。
その前にこちらの記事でむし歯の原因について知っておくと
理解しやすいので参考にどうぞ。
むし歯の原因知っている?知らないと怖いむし歯のお話
目次
参考文献
世界的にも有名な方で信頼性はかなり高いです。
パパママ必見!【子供の歯の守り方】むし歯に負けない予防法
さてそれではどうすれば
大切な子供の歯を守れるのでしょう。
✔︎結論:「むし歯菌」と「歯自体」それぞれに対策をする。
子供の歯を守るためには
この2つがとても重要になってきます。
特にむし歯の原因である「むし歯菌」は
ほとんどが親から感染して
子供にうつるといわれています。
おおまかなむし歯の予防法は大人と変わりませんが、
唯一この「むし歯菌の感染」は
子供のむし歯予防にとても重要です。
むし歯菌から歯を守る方法
「3歳までにむし歯にならなかったら一生大丈夫」
こんな話を聞いたことがある人も多いはず。
実際これは100%正しいわけではないですが
全く的外れというわけでもないです。
むし歯菌であるミュータンス菌は
子供が19〜31ヶ月の間に定着すると言われています。
(だいたい1歳半から2歳前後ですね)
つまりこの時期に感染を気をつければ
むし歯になるリスクを抑えることができます。
✔︎具体的な方法
その①:スプーンや箸を共有をしない
その②:キシリトールをたべる
その③:歯磨きをする
その①:スプーンや箸を共有しない
ミュータンス菌は唾液の中にも住んでいるため
パパやママが使ったスプーンなどを共有すると
感染リスクが高くなります。
…って教科書とかには書いてあるんですけどね。
すみません、正直実際子育てしてたら無理に近いです。
私も独身時代患者さんに何百回と指導してきましたが
100%は難しいです。
しかもよくあるのが
おばあちゃんが口移しであげちゃったり
おじいちゃんがかじった食べ物をあげちゃったり。
もちろん祖父祖母にも気をつけてもらいますし
パパやママもできる限りスプーンなどの共有は控えましょう。
でも何もしないよりは絶対効果はあるはず!
ぜひ気をつけてみてください。
その②:キシリトールを食べる
これもできることなら家族全員でやると良いですね。
ミュータンス菌の活動を弱くする効果があります。
2歳頃になればタブレットタイプが食べれるのでオススメですよ。
子供って歯磨きもなかなか上手くできないし
キシリトールでの予防は効果的です。
・甘いものがやめられない
・唾液が少ない
そんなお子さんにもオススメです。
唾液は歯を守ってくれていますが
キシリトールの甘さによって
分泌が促されます。
その③:歯磨きをする
歯の表面についた汚れの中には
むし歯菌がたくさん住んでいます。
歯に汚れが着いたままだと
もちろんむし歯のリスクはあがります。
そして子供は上手に歯磨きできません。
自分で磨く習慣もつけながら
仕上げ磨きもしてあげましょう。
私が働いていた歯科医院では
小学校4年生までは親による仕上げ磨きを
推奨していました。
正直面倒だし子供が大きくなると
恥ずかしがってやらせてくれなくなる子が多いですが
ここは子供のために頑張りましょう。
歯への対策
むし歯は歯が溶ける病気なので
歯への対策もとても大切です。
✔︎具体的な方法
その①:フッ素の活用
その②:シーラントをする
その①:フッ素の活用
フッ素は濃度によって
✔︎自宅で使用するもの
✔︎歯科医院で塗ってもらう
この2種類があります。
毎日使えるものは濃度が低く
歯科医院で使用するものは濃度が高いです。
お家ではフッ素入りの歯磨き粉を使いましょう。
そして定期的に歯科医院でフッ素を塗ってもらうのも大切です。
歯磨き粉選びについてはこちらを参考にどうぞ
パパママ必見【子供用】オススメ歯磨き粉!歯科衛生士が解説
その②:シーラントをする
「シーラント」って知ってますか?
奥歯には噛む面に深い溝があります。
その溝にむし歯菌が入りこみにくい環境を
予防的に作ってあげるのがシーラントです。
このシーラントをするかどうかは
歯科医師の判断によります。
実際に歯科医院で診てもらい相談してみると良いですね。
おまけ:おやつタイムに注意
常に何か食べている状態が続くと
その間はずっと歯が溶けているので
だらだら食いも危険です。
子供が泣いたらついお菓子などを
あげたくなりますが
そこはグッと我慢しておやつの時間を決めましょう。
私は15時から16時の間で
15分ほどをおやつ時間にしています。
その他の時間に子供がグズったら
お散歩したりオモチャで遊ばせたりして
気を紛らわせています。
よく質問されること
続いて患者さんによく質問されることを
3つ紹介していきたいと思います。
その1:牛乳はむし歯の原因になる?
むし歯菌のエサは糖分です。
牛乳にも乳糖という糖分が含まれているため
むし歯の原因になります。
寝る前に飲むのは
お水かお茶にしましょう。
その2:子供もフロスをした方が良いの?
歯ブラシだけで磨いても
歯と歯の間にはまだ40%の汚れが残っています。
それは子供も大人も同じなので
フロスは必要です。
小さいうちから使っていれば
成長してもきっと自分でフロスをしてくれる子になりますよ。
その3:歯磨きしないで寝てしまったら
毎日歯磨きせずに寝てしまうのは困りますが
やむを得ず寝てしまった場合は
無理やり起こすわけにもいかないですよね。
そんな時は朝起きたらしっかり歯磨きすれば大丈夫です。
ただ寝ている間はむし歯になりやすいので
歯磨きをしてから寝る習慣は心がけましょうね。
パパママ自身が気を付けること
それでは最後にパパとママが気を付けることです。
最初にお話したように
むし歯菌は感染します。
しかしお口の中を清潔に保つことで
感染のリスクを下げることができるんです。
そのためには
パパやママさらには
おじいちゃんおあばあちゃんまで。
家族みんなの意識が大切です。
毎日の歯磨きにプラスして
定期的に歯科医院でクリーニングすることで
お口の清潔が保てますよ。
関連記事
歯の定期検診受けていますか?9割は知らない不都合な真実
まとめ
いかがでしたか。
あなたの大切な子供の歯の守り方。
①:むし歯菌の感染にできる限り注意する
・スプーンなどの共有はしない
・キシリトールを食べる
・歯磨きをする
②:歯への対策
・フッ素で歯を強くする
・必要があればシーラントをする
・おやつタイムに注意
③:家族で定期検診を受ける
何かひとつ心がけるだけでも
むし歯から子供の歯を
守ってあげられる可能性は高くなります。
そして20歳の時にむし歯のない歯をプレゼントしましょう。
それでは今回はここまで。
次回は子供のオススメ歯磨き粉を紹介します。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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