むし歯の原因知っている?知らないと怖いむし歯のお話

むし歯

突然ですが、 あなたはむし歯になったことありますか。

厚生労働省のホームページを見ると、
意外なことに12歳の平均むし歯本数は1本以下!

実はむし歯の本数ってかなり減ってきているんですよね。
それでも現在日本では80歳代で約半数の人がすべての歯を失っているんです。
私は歯科衛生士として10年間患者さんの声を一番側で聞いてきて、

「もっと早く予防していれば死ぬまで健康な歯でいられるのに」 と、
何度も思ったことがあります。

歯科医院って何かなければ行かないところなので、
たくさんの人にこの事実を知ってほしいと日々感じていました。

この記事を読むと、

・むし歯の原因

・むし歯の予防法


について分かります。

「むし歯になったことないし関係ない」 と思っているそこのあなた。
そんな人こそ要注意です。

ちなみに岐阜医療技術短期大学が行ったアンケートによると、
「歯の資産価値」は平均で973万円(1本あたり35万円)なんだそう。

これを安いと思うか、高いと思うかはあなた次第。
でも予防法を知っていれば歯を失う可能性をグッと減らすことができるのに、
もったいないと思いませんか。

この記事では私の10年の経験をもとに、 小学生にも分かるように「むし歯」の解説していきます。  

 

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まずはじめに。参考文献

歯科衛生士として働く上でたくさんの本を読みましたが、 この本が一番役立ちました。

 

歯科先進国であるスウェーデンで、 歯科医師と歯科衛生士のために作られた本です。

歯科関係の方は一読することをおススメします。
少し専門的に書いてあるので、一般の方はこの記事を読めば十分ですよ。  

 

むし歯の原因

まず前提としてむし歯になるには過程があります。

①むし歯菌が糖分をエサにして酸を出す

②歯の表面が脱灰する(酸によって溶ける)

再石灰化(唾液中のミネラルによる修復)が間に合わないと徐々に歯が溶けいく

「脱灰」と「再石灰化」というキーワードは後ほど説明しますが
むし歯はある日急に穴があくわけではなく
必ず徐々に進行するというのがポイントです。

上の図のように徐々に溶けていくのがむし歯です

さらにむし歯を知る上で重要なキーワードが

 

✓・糖分

✓・むし歯菌

✓・脱灰と再石灰化

 

分かりやすく見ていきましょう。

むし歯菌が酸を出し歯が溶ける

むし歯は、

ミュータンス菌

ラクトバチルス菌

という細菌が原因です。

この細菌は、糖分をエサにして酸を出し歯を溶かしていきます。

みなさんが大好きな甘いケーキやチョコレート。
はい、美味しいですよね。

その糖分がむし歯菌のエサになり
むし歯菌が酸を出します。

まさにむし歯菌が歯を壊していくイメージですね。

酸によって歯は溶かされ少しずつもろくなっていき
進行し続けるといずれ穴があきます。 そう、これがみなさんよく知っている「むし歯」です。    

原因は「甘いもの」だけではない

ここで注意が必要なのは、 砂糖だけが原因ではないということです。

むし歯菌のエサになるのは「糖分」なので、
気を付けなければいけないものは他にもあります。

・ご飯やパン

・ジャガイモなどのイモ類

・お酒

実はこれらもむし歯菌のエサになります。

ちょっと小話

わたしの患者さんで、25歳の会社員の男性がいました。
その方は4か月ごとに定期健診に通ってくれていましたが、
ある時連続して新しくむし歯ができているのです。

なぜだろうと思い詳しく話を聞いてみると、
「仕事が忙しくストレスで毎日お酒を飲んでそのまま寝てしまう」 との事。

本人は甘いものじゃないし大丈夫と思っていたそうですが、
「お酒もお米や麦からできているんだものむし歯になりますよ!」
と伝えるととても驚いていました。

これは私も指導不足だったなと反省しました。
という事でみなさんは気をつけてくださいね。    

脱灰と再石灰化とは

歯はカルシウムなどのミネラルで構成されていて、
そのミネラルが溶けてしまうともろくなっていくのです。

しかし唾液にはミネラルがふくまれいて、
一度溶けた歯を修復してくれるという素晴らしい仕組みがあります。

最近はCMでも 「歯の再石灰化を助ける・・・」なんて言葉が使われるようになったので、
かなり患者さんへの説明もしやすくなりました。

それでは詳しくみていきましょう。

 

✔︎脱灰

歯の表面が酸によって溶けること

✔︎再石灰化

溶けた歯の表面が修復されること

 

 

むし歯菌が出したによって歯からミネラルが出ていくのが脱灰です。  

 

  反対に、唾液中にあるミネラルが歯を修復することを再石灰化と言います。

 

これらのバランスがうまくいっていればむし歯にはなりません。
しかし再石灰化が間に合わないとむし歯になってしまうのです。    

 

どうすればむし歯にならないのか

ここまで説明すると、
「原因は分かった。じゃあどうすればむし歯にならないの」
とたいていの人は聞いてきます。

結論から言うと、

 

✓①脱灰時間を減らす

✓②再石灰化を助ける

✓③むし歯菌の活動を弱める

 


この3つのポイントを知っておくだけで、 かなりむし歯を防ぐことができるんです。  

①脱灰時間を減らすには

✔︎脱灰時間を減らすには、「だらだら食いをしない」 これにつきます。

あなたがだらだらと食べているその間
お口の中ではむし歯菌が同じように
糖分とエサにして酸を出し続けています。

そしてずっと歯が溶けているんです。
なんと恐ろしい。

今すぐやめましょう。

寝る前の食事も注意

寝ている間は唾液があまり出ません。

つまり再石灰化が弱くなってしまうため、
注意が必要です。  

②再石灰化を助けるには

再石灰化を助けるもの。
何だと思いますか。

それは「フッ素」です。

現在市販の歯磨き粉の9割の商品にはフッ素が入っています。
おそらくあなたが今使っている歯磨き粉にもフッ素が入っています。

さらに2017年に法律が変わり、
商品によっては歯磨き粉のフッ素濃度が今までよりも 高くなりました。

ただし多くの人はその使い方が間違っています。

さて、質問です。歯磨きした後うがいは何回?

患者さんにこの質問をするとほぼ100%の人は「2回以上」と答えます。

※実はこれは間違いで正しくは「うがいは1回」です。

フッ素を全て流すのではなくお口の中に残しましょう。
最初は抵抗ありますが、これだけで大きな違いです。

せっかくフッ素入りの歯磨き粉を使っているんだから、
正しく使おうじゃありませんか。

 

 

  子供用はこちら

 

③むし歯菌の活動を弱める

最後にそもそもむし歯菌が酸を出さないように、
活動を弱くする方法を紹介します。

それが「キシリトール」です。

キシリトールはミュータンス菌の活動を弱めてくれるため、
結果としてむし歯の予防になります。

また長期的にキシリトールを摂取している人は歯垢が減ると言われているので、
その点でも続ける価値はありますね。

ちなみに市販のものはキシリトール100%ではないので、
歯科専用がおススメです。

食後に食べる習慣をつけましょう。

  お子さんはタブレットタイプが食べやすいですよ。

 

まとめ

本来はシンプルなむし歯予防。
難しいのはその予防方法を習慣づけることなんですね。

私も患者さんへの指導で一番苦労したところはこの「続けてもらうこと」です。
楽したいのが人間。

・食べたいときに好きなものを食べたい
・歯磨きは面倒
・キシリトールも続かない

誰だってこんなもんです。
でも何かひとつでも習慣が変わったら、 大切な歯を守れるかもしれない。

痛い思いをしなくていいし、 一生美味しく食事が出来ますよ。

はっきり言って「人生変わります。」

さて今日から人生変えようじゃありませんか!  

この記事を書いた人
しどまる

歯科衛生士歴10年/歯の健康への意識をあげるべく歯科ブログを執筆/現在は男の子育児に奮闘するママ/

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